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にいがたゆきどけ賞トロフィーに寄せて

にいがたゆきどけ賞がうまれた2020年は感染症の蔓延をはじめ、社会や生活をとりまく

状況が予想もしない方向へと変化し、見通しのつかない状況と常に対峙しつづける年と

なりました。同時に、2020年を生きる人たちがこれからの社会の在り方や暮らし方をし始めた年であるともいえます。

かつてない困難に見舞われた年にうまれたこの賞のトロフィーデザインは、「ゆきどけ」という言葉のように変化をあらわすものとしました。クリスタルカットされたガラスが

下部にいくにつれて緩やかに形を変えていくデザインです。これは、遠くの山に積もった雪が巡り来る春とともに雪解け水となって川から海へとかたちを変えて流れていく況をあらわしています。

この卒業設計展が、建築と社会のこれからを学生と建築家の議論によって切り拓いていく場所となり続け、にいがたゆきどけ賞とトロフィーがどんな時代が訪れようとも建築への夢や希望、願いを結ぶバトンとして受け継がれていくことをSession!2020の運営に携わり

トロフィーのデザインを担当した学生の一人として強く願っています。

最後になりましたが、このトロフィーを制作していただいた秋葉硝子の照井様、野瀨様に心よりお礼申し上げます。

 

Session!2020 審査部長 山本太智

にいがたゆきどけ賞トロフィー贈呈式

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にいがたゆきどけ賞のトロフィー贈呈式を、トロフィーを作成していただいた秋葉硝子さんの工房にてラッパーのSWAMPさんを司会にお招きし、開催しました。

審査員の三家大地様、南俊允様にはZoomで参加していただき、審査員を代表して塚野琢也様に直接お越しいただき、トロフィーの贈呈をしました。残念ながら都合が合わなかった中谷正人様からは、にいがたゆきどけ賞を受賞した澁谷日菜さんへビデオメッセージをいただき、当日参加していただいた審査員の皆様からも直接コメントをいただきました。​

​急遽決まったトロフィー贈呈式でしたが、秋葉硝子の皆様、審査員の皆様、SWAMP様、ご協力いただき誠にありがとうございました。

改めまして、澁谷日菜さんおめでとうございます!

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